やさぐれSEの技術メモ

皆が辛い思いをしないようにハマったポイントなどを書きます

Elasticsearch/Kibanaのインストール及び設定の流れ

Elasticsearch/Kibanaのインストール及び設定の流れを記述します。
詳しい構築手順は次回記述します。

インストール条件

前提条件

  • Javaのパッケージが必要となります。
  • スナップショットによるバックアップ/リストアにNFSサーバが必要です。

インストールパッケージ

・Elasticsearch関連
 Elasticsearchに関連してインストールするパッケージは下記の通りです。
 X-Pack以外にも色々とプラグインが存在します。
  www.elastic.co

 Curatorというデータを定期的にクレンジングしたりする運用ツールがあります。
 とりあえずインストールしておいた方が良いです。

www.elastic.co

 diagはサポート契約を実施して障害が発生した場合に、ログ取得をdiagのコマンドで実施するように言われます。
 Zipファイルを解凍しておくだけなので簡単に設定できます。

github.com

概要 インストールパッケージ
Elasticsearch elasticsearch-6.2.2
日本語プラグイン analysis-icu-6.2.2
analysis-kuromoji-6.2.2
運用支援ツール elasticsearch-curator-5.4.1
diag
拡張プラグイン x-pack-6.2.2

・Kibana関連
 Kibanaに関連してインストールパッケージは下記の通りです。
 X-PackについてはElasticsearchと同一のサーバにインストールする場合は、  Elasticsearch/Kibanaで共用するイメージです。
 ※ X-Packは共通パッケージでElasticsearch、Kibana毎に用意されているようなことはありません。

概要 インストールパッケージ
Kibana kibana-6.2.2
拡張プラグイン x-pack-6.2.2

インストール順

インストールする順番が公式HPに記載されています。

www.elastic.co

ただし、細かい部分が記述されていませんので、私が色々検証した結果の順番で記述したいと思います。

Elasticsearchのインストール

(1) Elasticsearchのインストール
(2)日本語パッケージのインストール
(3)運用支援ツール(Curator)のインストール
(4)X-Packのインストール
(5)OSのulimit設定
(6)TLS設定
(7)Config(yml)の修正及びElasticsearchの起動
(8)ビルトインアカウントのパスワード変更
 パスワード変更時にElasticsearchが起動している必要があります。
(9)X-Packのライセンス登録
 一通りの設定が終わってからライセンス投入をした方が幸せです。
(10)起動コマンドの整備
 自動起動を実施したい場合は、起動コマンドの整備が必要です。
(11)スナップショットの取得
 初期状態のスナップショットを取得しておいたほうが良いです。
(12)SSL設定(任意)
 SSL設定が強く推奨されていますが、設定中だとAPI発行等々が手間なので最後に実施した方が良いです。

Kibanaのインストール

KibanaはElasticsearchより先に構築しても良いですが、サービスは停止しておいた方が良いです。

(1)Kibanaのインストール
(2)X-Packのインストール
(3)ダッシュボードの設定(この辺はやってないので詳しく書けないです・・・)